組立通信 WebMagazine

アフターコロナに向けて|オーセンティックバー入門記事を公開しました

バー初心者におすすめのオーセンティックバー入門特集

ステイホーム、コロナショックで日常から消えてしまったバーの楽しみ

オーセンティック・バーで「濃厚接触」はあるの?

このサイトの特集「バー1年生」は、バーを愛する者として、バーに足を運んだことがないバー初心者に向けて、バーの楽しみ方を伝えたくて企画し、2019年の12月より書き進めていました。ところが、掲載開始の段になって新型コロナウイルスによる「ステイホーム」と「自粛ムード」が広がりました。これぞまさにコロナ禍です。
2020年3月、日本でも新型コロナ肺炎の感染が拡大し、東京で感染者が膨れ上がり始めたころ、小池知事がしきりに「バーやナイトクラブへ行くのを控えて下さい」と発言されていました。濃厚接触が危険だという旨の発言でしたが、バーを愛する私たちは「ちょっとピントのズレたことを言ってるなぁ」と思っています。飲食店が「密」になりやすいことは理解できるけれど、バーを「濃密な接客をする業態」として槍玉に挙げる発言にはかなりの違和感を覚えてしまいます。

小池知事は、バーをどんなところだと思って発言したのでしょう? ひょっとすると知事はバーへ行ったことがないのかも知れません。「3密」から言えば、バーは密閉した造作の小さなお店が多いし、流行っているお店は密集した感じにもなります。が、ホステスさんが寄り添って接客するナイトクラブならともかく、バー、とくにオーセンティックバーと言われる本格バーで、バーテンダーが客に「濃厚接触」するような接客は絶対にあり得ません。

バー初心者のためのバー入門シリーズは公開を控えていましたが、アフターコロナに向けて、あえて「バー事始め」の記事をアップしていきます。楽しい時間を過ごした様々なバーがみんな「営業自粛」となり、いつ再開されるかわからない状態になってしまいました。長い休業要請で閉店されてしまったバーもあります。

早くコロナの災禍が終息することを願いつつ。全てのバーと、バーを愛してやまない私たちが、再びバーで過ごせる日常が戻りますよう、心を込めて。

2020年7月1日

バー一年生 バーのイメージ写真 組立通信LLC.コンテンツサイト